1.5 図面表示寸法
寸法の指示には、いろいろある。
・間隔(スペース)
平面・側面・正面といった図面上の寸法。代表的には肋骨心距(フレーム・スペース)がある。それぞれの面から、どれだけ離れているか、を指定する。
・板沿い:
展開面上での寸法
・線沿い(ガース:Girth):
特定の線に沿った寸法。その線が曲線の場合、曲線沿いに曲って測るのか、曲線両端点の間隔寸法なのか、二つの解釈が成立つ。
図2.1.5に示す曲りLong.Fr.の図面表現で、曲り外板継手の位置は、スペース寸法。左側三角BKT(Bracket)の足の長さ、右側R付BKTの縁半径は、板沿い寸法。右側BKTの足元斜めの寸法は、ガース。これが造船常識としての区別であろうか。
図2.1.5
図2.1.6
図2.1.7
前ページ 目次へ 次ページ
|
|